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キチジの赤は、アスタキサンチン。

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春がすぐそばまでやって来ているのに、昨日の最高気温は10℃にも達せず、筆者が住む辻堂は霙混じりの氷雨。1日中寒い日が続きました。

それでも市場のセリ場も少しずつ様変わりしています。季節の移り変わりとともに入荷する魚の種類が変わって行きます。

北海のセリ場で鮮やかな閃光を放っているキチジ。流氷が離岸して行くと、春先の産卵までの間、網走の釣りキンキがまた再入荷するんでしょうね。

キチジは1度は食べてみたい魚の1つですが、高嶺の花、懐とよく相談しないと家族4人分は到底買えないです。

もし買えても精々小さなサイズで、娘たちにどこ食べるの?と怪訝な顔をされるのが関の山でしょうね(苦笑)

とてもキレイな魚ですが、どうしたらこんなに鮮やかな色を発することができるのか不思議です。

キチジの赤は、捕食している海老に含まれているアスタキサンチンという色素によるものです。

アスタキサンチンは松田聖子のTVCMでも有名な化粧品にも配合されており、抗酸化力が強く、特に紫外線に当たった時や、細胞内のミトコンドリアでエネルギーを生成するときに発生してしまう、活性酸素「一重項酸素」の消去に効果を発揮するそうです。

アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンEの1000倍、βカロテンの100倍も発揮するそうです。

そしてキチジは、魚の中でも身体に良くないとされている飽和脂肪酸に対する、悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣の予防効果があるとされる不飽和脂肪酸の比率が高く、健康にも美容にも良い美味しい魚なんです。

目の毒だけど、理想は煮付け、ダメなら干物でも良いから食べたい魚です。

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