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冗談みたいな名前です。ウッカリカサゴ。

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少しおもしろい名前の魚を発見しました。うっかり八兵衛いや、ウッカリカサゴです。

ウッカリカサゴが正式名称なんて冗談みたいな話ですが、この名前が付いたのは最近のことで、1978年にバルスコフとチエが長崎産の標本を基にウッカリカサゴを新種 S.tertiusとしてロシアの学術雑誌に発表しました。

1979年に和名「ウッカリカサゴ」を提唱したのは、日本魚類学会の会長を務める阿部宗明博士です。

阿部博士によると「うっかりするとカサゴと区別しないことになる」ということと、日本の魚類学者達がその存在を知っておきながら「うっかりして新種と気付かずに、外国人に新種登録されてしまった」という残念な思いを持ってウッカリカサゴという和名を付けたそうです。

因みにウッカリカサゴとカサゴの識別点ですが、ネットに何点か詳細が掲載されていましたが、とても難しそうです。

①カサゴは側線より上方の斑紋が不明瞭であるのに対し、ウッカリカサゴは側線上方に明瞭な縁取りのある円形小白点があり、体側の小白点にも明瞭な縁取りが出るそうです。

②セリ場はもちろんスーパーの店頭で胸鰭の軟条数を数えることは不可能ですが、カサゴが17~19本で通常18本であるのに対し、ウッカリカサゴは18~20本で通常19本だそうです。

③最後は外見。カラダの色でウッカリカサゴはカサゴに比べて色がぼんやり。カサゴは生息する水深で色に変化が見られますが、ウッカリカサゴがオレンジがかった薄い赤で、カサゴは鮮やかで濃い赤です。

食べ方はカサゴと同じで、丸ごと鍋で余すことなく旨味を堪能したいですね。

煮付け、塩焼き、刺身もいいですね。しかし、捌くのが難しそう、そして歩留りが心配です。

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