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東日本大震災復興の象徴、エゾイシカゲ貝。

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特種相対品課石川社員より珍しい貝が入荷していると教えてもらい、写真に撮りました。陸前高田広田湾の養殖エゾイシカゲ貝です。

エゾイシカゲ貝の生産量は非常に少なく、活貝での流通はごくわずかしかありませんでした。そこで広田湾では平成7年からエゾイシカゲ貝の天然採苗、養殖技術の開発に力を入れ、平成8年に全国で初めて養殖の事業化に成功しました。

現在も商業レベルのまとまった形で養殖を行っているのは、全国でも陸前高田の広田湾だけの「幻の貝」となっています。

生産量は養殖開始当初の数10kgから年々順調に増加し、平成22年には37tにまで増加しましたが、平成23年の東日本大震災によって養殖施設は壊滅的な打撃を受け、エゾイシカゲ貝は全て流失してしまいました。

5年前の震災によって全てを失った漁業者ですが、懸命の努力と国の「がんばる養殖復興支援事業」の協力により、養殖に必要な環境を復旧させて出荷までこぎつけたそうです。

エゾイシカゲ貝はトリガイの仲間で、味は甘味と旨味が強く、タウリン、グリシン、アルギニン等栄養分を豊富に含んだ「幻の貝」です。

陸前高田のエゾイシカゲ貝は全て養殖です。しかし養殖と言っても漁業者が餌を与えることのない無給餌養殖で、広田湾の中に豊富にあるプランクトンが餌となるので、天然と同じ環境で出荷サイズになるまで成長させるそうです。

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