横浜中華街でも大人気ですよアカハタ。

セリ場で写真を撮っていると、最近は仲卸の社長が声をかけてくれます。

誉めてもらうと調子にのるタイプ=誉め煽てられると成長する親爺なので、これからもどんどん褒めて下さい(笑)。

今日は㈲元初商店大菊社長から、「赤い魚は、写真写りが良いな。」と言われアカハタに決めました。

兎に角、キレイなオレンジ・朱色なアカハタ。

もし中身もこんな色だったら、誰もが見た目の第一印象通りでNGでしょうね。

しかしこのアカハタは予想に反して、白身で透明感のある身肉なんです。

生食、刺身で頂く場合は、獲れたてを食するよりも、少し寝かせた=熟成させた方がネットリした食感と旨み甘味を感じとれます。

アカハタはハタ科マハタ属の魚なので、蒸し物や汁物に使うと美味しいんです。

そして中華料理には多用される人気者で、横浜中華街の広東料理店・龍鳳酒家を始め数多くのお客様が、当横浜の市場から食材を仕入れて行きます。

本格中華には敵いませんが、自宅でもアカハタの蒸し物香味油風味みたいなもの簡単に作れますよ。

鮮度の良いアカハタ(白身魚なら何でも代用可)を酒蒸しし、白髪ネギ、そして熱した油をかけて「ジュッ」と音をさせたら出来上がり。

写真写りだけでなく、本当に美味しい魚ですので是非食べて欲しいサカナです。

 

追伸

 

箱の中に一匹仲間はずれがいます。皆さんお分かりでしょうか?

発泡にはノドグロと記載がありますが、アカムツ=ノドグロではなくユメカサゴです。