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江戸前寿司は、鱚をネタで握らない。

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美味しそうなシロギス、愛知県や地元神奈川の小柴、本牧、富岡からも入荷です。

シロギスは、その見た目の美しさから「海の女王」や「海の白雪姫」などロマンチックな呼ばれ方をしてます。

キスは刺身、焼き魚、天麩羅、そして骨まで食べる「骨せんべい」など様々な料理に使われます。

しかし、江戸前の寿司屋の大半が、万能食材キスをお寿司には使用していません。

これには、ある逸話が原因と言われています。

昔、江戸の八丁堀に清次という男がいました。

この男は釣舟の商売をしていて、寛政2年5月24日に釣り上げたキスを築地に運んでいたそうです。

その際、厄病神と名乗る大男が現れ、「あなたが釣ったキスを一匹くれないか?」と声をかけられたそうです。

清次は驚きながらも、自分で釣ったキスを大男に渡すと、

「お前はとても良い奴だ。お前の名前を書いて門口に貼っておけ。それが貼ってある家には入らないようにする」と言って姿を消したそうです。

この噂は江戸中に広まり、清次に名前を書いてもらえば疫病神除けになると評判になったそうです。

実はこの話は実話として現代に伝えられていて、この疫病神の正体も記録が残っているそうです。

この話の大男は、世間を騒がせていた大泥棒で、この噂が広まった翌年に逮捕されたそうです。

この話から、江戸前のお寿司屋さんでは、「キスを断って疫病神除けの願をかける。」と言う意味で、キスを握らない店が多いと言われています。

この話、本当なんですかね。

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