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茅渟の海より、チヌがやって来た。

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敢えてクロダイと呼ばず、チヌと呼んでいいですか?

本日、大阪府岸和田より大阪湾で水揚げされたチヌが入荷しました。

関西より西ではクロダイのことをチヌと呼びますが、大阪湾の古称を「茅渟(チヌ)の海」と言います。

この「チヌ」はまた「血沼」とも書かれ、神武天皇の皇兄の「彦五瀬の命」が戦傷を受け、その血がこの海に流れた故事に由来すると言われています。

少し難し過ぎますね。

ごく簡単に言うと、「茅渟の海」を代表として獲れるサカナがクロダイで、それでチヌと呼ばれるようになったようです。

筆者の大阪湾のイメージは、京浜工業地帯同様に阪神工業地帯のメインに位置し、経済成長と共に水質汚濁や底質悪化が進み、漁業など成立しないと思っていました。

実際、チヌの生息数は様々な悪条件が重なり減少傾向にあり、その対策として長年にわたり稚魚放流活動を継続してきました。

その結果資源量は回復し、今では100~200㌧の安定した漁獲が見られるまでになりました。

チヌは元々、雑食性で海洋汚染などに強く、生息環境や海水温の変化に対する順応度が高いことも資源量回復の一因になったと思います。

チヌの身は癖があると言われますが、それは生息地や食べる餌の影響が大きいと思います。

タイ科本流のチヌ、クロダイは、タイらしい歯応えある白身で、マダイにも勝るとも劣らない美味とされています。

ただそろそろ産卵時期が到来するので、抱卵時はどうしても身質か悪くなる(身が痩せる)ので注意が必要となります。

面白いSTORYをたくさん持っているクロダイ、歴史好きには堪らないサカナかも。

 

 

 

 

 

 

 

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