セリ場に小さなタンバリン、ベビーホタテ。

とっても小さいですが、ちゃんと生きています。

耳を澄ますと、パチパチとタンバリンを打つような音色が・・・・・。

その正体は何に?

その答えはベビーホタテ、貝殻を開け閉めする際に生じる音がセリ場内に軽快に響きます。

今日のベビーホタテは、青森県下北半島の大市㈱から出荷されています。

見ての通り姿形は小さなホタテでも、一人前のホタテです。

と言っても、ベビーホタテは養殖ホタテの稚貝。

しかもホタテを立派に成長させるため行われている『間引き作業』で生じた副産物なんです。

刺身やバター醤油焼きなどで頂きたのですが、何せこのサイズでは正直食べるところがないですね。

ではどうしたら簡単美味しく頂けるのか?

個人的なおススメとしては、味噌汁やシチューなどの汁物の具と出汁取りを兼ねて使えば美味しく召し上がれます。

大きく成長したホタテガイは、人間社会で例えたら選び抜かれた東大卒の超エリート。

対して間引きされたベビーホタテは、さしあたり三流大卒の凡人ってとこかな。

超エリートもいいですが、凡人も悪くないですよ。