ノドグロの脂質はトロ並み。

漁業協同組合JFしまねより、ノドグロが入荷しました。

島根県のお魚の王者と言っても過言ではないノドグロ。標準和名はアカムツですが、今日は島根県で親しまれている呼び名、ノドグロで統一しましょう。

底曳き網漁業で主に漁獲され、8月16日に沖合底曳き網、9月に小型底曳き網漁業が解禁になり、ノドグロの季節到来です。

ノドグロの魅力は豊富な”脂の乗り”。白身魚のトロと言われる身は、まるでとけるよう。旨味は深く濃く、そして甘い。消費者もそれを期待して購入しています。

消費者がノドグロを購入する際に最も重要視する要素が”脂の乗り”であることから、島根県水産技術センターがノドグロの総脂質含有量の季節変動と個体差が調査結果がありました。

魚体重は重いほど脂質含有量は高く、島根県沖底や小底で漁獲されたノドグロにも同様の傾向が見られたそうです。やはり生息場所は大切なんですね。

さらにノドグロは白っぽいほど豊富と言われていますが、白さと脂質含有量の間には相関関係がほとんどなく、むしろ船間差や魚体の大きさ、時間の経過に伴う退色によるようです。

このことから、形態や色などの外部情報から、”脂の乗り”の善し悪しを判断することは難しいようです。

しかし、調べれば調べるほど食べたくなる魚です。

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