先週の市場への珍客を紹介しますパート4。

筆者、フグ太郎くんの二人でこのブログを更新していますが、画像に残していても記事として紹介できないものが多数あるため、選りすぐりの特選集として今回4回目となります。

パート幾つまで続くか筆者もわかりませんが、面白水族館みたいに継続出来ればと思います。

まずは新潟県佐渡島からゴマフグの白子です。

ゴマフグは鮮魚としては人気がないフグですが、白子単体で出荷されるとその価値は上がるそうです。

フグと言えば毒が心配ですが、ゴマフグは筋肉と白子(精巣)だけが可食出来る部位です。

筆者食したことがありませんが、じっくり塩焼きにすると濃厚・クリーミーな味わいを楽しめるそうです。

次は平塚市漁協より定置網に引っかかったシュモクザメです。

湘南の海ではよく見かけるサメで、金槌みたいな頭がトレードマークのお馴染みさんです。

サメと言うと「人食い」とイメージされる人が多いのですが、確信犯としてシュモクザメによる人的被害と断定された事例はほとんどないそうです。

そしてサメには解明されない神秘な部分が多くあり、単性生殖が出来たりと生態がまだま明らかにされていない存在です。

調べたら、普通にシュモクザメも料理されていました。

3つ目は、沖縄の海からタカセガイ(高瀬貝)です。

バテイラのお化けと思わせる大きさですが、種を辿ると同じニシキウズチョウ科に属する貝です。

標準和名はサラサバテイと呼ぶそうですが、沖縄ではタカセガイの名称で広く認知されているそうです。

元々は白と赤の縞模様が美しい貝なのですが、苔が貝殻を覆い見る影もありません。

しかし生食刺身や塩茹して食べると美味しく、貝殻は古くから貝ボタンの材料、最近時はアクセサリーとして活用されているそうです。

最後に鹿児島県奄美大島より養殖スマ、マルハニチロで養殖された「奄美の幻星(まぼろし)」です。

全身がトロと喩えられる高級魚であるスマですが、天然モノはほとんどお目にかかれない幻の魚です。

しかし、相模湾でも水揚げされるそうなので是非次回は天然モノをゲットしたいと思います。

昨年全国で初めて和歌山県で完全養殖で出荷され、背中は中トロ、腹は大トロと大々的に宣伝され注目を浴びている魚の一つです。

やっはり、脂がのったサカナはいつも人気高いですね。

先週も色々な珍客が当市場に来場しています。

さて今週は、どんなお客さんが来場されるんでしょうか?