台風は市場にとって影響大です。

台風5号の被害は甚大です。

当社鮮魚、特種相対品課担当社員が口ぐちに予想していた通り、鮮魚、アサリ・ハマグリなどの貝類の入荷が減っています。

おそらく明日が減少のピーク、木曜日からは徐々に入荷量が増えてくると思います。

しかし、皮肉にも暦が悪く11日から「巷はお盆休み」。本調子に戻ることなく、市場も13、14、15日とお盆休み・連休に突入してしまいます。

さすがに正月・盆暮れは漁師も操業しないため、もともと鮮魚の出荷は無いんですよ。

そのため、養殖担当の社員以外は少しゆっくりとカラダを休めると思います。

入荷する魚が少ないため、4時30分からの一般鮮魚のセリは、目当ての商品をセリ落とすためにいつになく仲卸も必死な形相です。

当社グループ会社館山丸魚㈱より中アジの出荷がありましたが、回遊している黒っけのアジ。

品薄な状態の今の時期の出荷なので、価格の方は普段取引されているモノよりも強気での設定らしいです。

こんな場面で市場の原理、価格設定仕組みを身を持って感じることになりました。

悪いことばかり考えていると負のスパイラルに導かれてしまいます。

午前5時00分頃の当社側セリ場と、他社セリ場の様子ですが寂しいばかりです。

こんな時こそ前向きに考えましょう。台風は、海を大きく変化させる大きなきっかけなんだと。

台風が来ることで、大量の雨水が空から降って来ます。山、森林、土、川そして海へ時間をかけて流れ込みます。

その水はたくさんの栄養素を含みながら海水に混ざって行くんです。

すると水質、海水温が変わり、豊富なエサをもたらす豊かな漁場に変化して行くんです。

明日以降、セリ場に山ほどの発泡ケースが並んでいることを期待します。