名前はマイナーだけど、味はメジャー級、サメガレイ。

本日11月7日は立冬、冬の気配が山にも里にも感じられるころです。日本海の冬の風物詩ズワイガニ漁が昨日11月6日に解禁しています。セリ場で見つけたら必ずアップします。

本格的な冬を迎え、これから美味しくなる素材が数多く市場に集まっています。ぶくぶくに太ったサメガレイが入荷しています。

巷ではあまり見かけないカレイの仲間ですが、市場ではお馴染みのサカナです。今日入荷しているサメガレイは北海道襟裳から入荷したもので、非常に状態が良く目で見て身の厚みを感じることができる程です。

カレイの仲間の中でも、水深150メートルから1,000メートルと深場に生息しているためなのか、体表は硬く名前の由来のようにザラザラでサメのような外見をしています。

寿命は普通のサカナに比べて長く、オスで9年、メスで13年と言われています。因みにマアジは5年程度、マイワシは7年以上、コイは30~50年、ミル貝100~146年、ウニ(赤うに)200年以上と言われています。

最近は流通網の発達により鮮度のよいサメガレイが数多く関東地方にも入荷します。

是非試してもらいたいのが生食刺身です。身は脂で白濁しており、この脂に甘味があって絶品という評価があります。マツカワガレイ、ホシガレイなど名前も味もメジャー級のサカナもいますが、サメガレイのようにマイナー級でも美味しいサカナはいるので、可能な限り数多く皆さんにお伝えしたいです。

img_1216 img_1217 img_1224 img_1220