名前負けしない魚、ホウセキキントキ。

平塚市漁協の追っ駆けで珍しい魚が入荷しました。あまり市場にも入荷しない魚で、キントキダイではないか?

いや、魚体や尾ビレが違うなどと喧々諤々しているとある仲卸からホウセキキントキだねとスマホを渡され一同納得。一件落着となりましたが、今日はホウセキキントキを紹介します。

活魚で生きていることを加味しても魚体の美しさはピカイチです。名前の由来は、ルビーを思わせる色合いから「宝石」と名付けられたようです。

今日入荷したホウセキキントキは朱色単色ではなく、銀色が混ざり独特の輝きを放っています。

今回詳しく調べてみると、相模湾にも生息する魚で、たまたま入荷していなかっただけかもしれません。※関東では入荷はいたって少ないようです。

年間を通して味がいいホウセキキントキですが、旬は秋から春です。透明感のある白身でやや赤みがかった外見、熱を加えても硬く締まらないので、煮付けはいいですね。

ウロコも取らずに丸焼きは、もっとも簡単な料理法でいながら魚の良さを100%生かせるそうです。

当然のことながら、鮮度がよければ生食ですが、血合いの色がやや弱いところが玉に瑕。しかし、旨味の深い味わい、肉質、十分楽しめる魚ですよ。

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