富山湾の宝石、白えび。

今、小さくて美味しいものが市場に入荷しています。桜えび、ホタルイカ、そして白えび(シラエビ)です。

先週野毛の居酒屋荒波さんのお通しで白えびの素揚げを頂きましたが、桜エビよりも甘味があって美味しかったです。

白えびは、オキエビ科シラエビ属に属し、シロエビ、シラエビ、ヒラタエビ、ベッコウエビなどと呼ばれています。

水深100~600メートル位の領域を一生泳ぎながら過ごすそうです。

透き通るような淡い桜色に輝く美しさから、「富山湾の宝石」と称され、1996年には「富山県のさかな」として、ブリ、ホタルイカと並んで指定されています。

白えび漁は、明治の初め頃、タラ漁に出た漁師が網を誤って落としてしまい、引き上げた網に入っていた白えびを発見したのが始まりだと言われています。

白えびは鮮度落ちが非常に早く、かつては水揚げ後すぐに天日干し、煮干しにされていました。

昭和に入ってからは桜エビの代用品として食紅で染められた「紅えび」として出荷されていたそうです。

近年は冷凍・冷蔵輸送インフラが発達したため、市場には生の白えびが入荷し食べられますよ。

生のホタルイカと生白エビを出荷して頂いているのは、富山県新湊の安吉水産さんです。

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