新年に相応しいスズキ(鱸)。

今年第一回目は、新年でもあることから、めでたい魚。「鯛」それはベタなので、出世魚としてメジャーな魚、スズキ(鱸)を紹介します。

出世魚とは、成長に応じて名前が変わる魚のことです。武士は元服や出世に伴って名前を変えました。例えば、家康は、竹千代→松平元信→松平元康→松平家康→徳川家康。

出世魚はこれになぞられたもので、縁起のよい魚として扱われ、めでたい席や、門出を祝う席などの料理として使われています。

スズキは、ヒカリゴ→コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ、そして冬の産卵期を迎えた大物をハラブト(腹太)と呼びます。

名前の由来は「日本釈名」には「その身白くて”すすぎたる”ように清げなる魚なり」と記されている。このすすぎがすずきになったと言う。

また、スズキが直進するように泳ぐことから「大言海」では、「進(す)く進(す)くの意。進(すす)きの意か」と書かれています。

白のイメージは、一般的に純粋、はじまりなど、とても新年に相応しい魚だと思いませんか。

どんな料理にも合うスズキを、皆さんも自分好みに調理してみて下さい。

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