未知との遭遇?!サヨリ。

今朝は快晴、しかし気温は確実に下がってきているようで、セリ場での仲卸さんの服装も、少しずつ長袖姿が増えてきました。

当社社員は、作業で濡れるので、冬でも半袖ですよ。

4時30分の1番セリに間に合って、特大のクロムツを発見し写真に記録しました。

今日は、何をメインにしようかと考えて見ていて、サヨリを発見。おさかなマイスター宮島社員から沢山の情報を得て、今日はサヨリに決めました。

名前の由来には諸説あるようで、姿形から来ているサ(狭)とヨリ(寄り集まる)、細い剥がれやすいウロコを持つので、細鱗(サイリ)がサヨリに変化した説。

その他、習性から海面を群れで素早く泳ぐことから、サワ(沢山)とヨリからワがとれてサヨリになった説等あります。

「サヨリのような女性」って知ってますか?!「美人なのに腹黒い女性」を指す例えになっています。

サヨリの腹を割いて内臓を取り出すと、腹の内側はなんと真っ黒なんです。これは筋肉が半透明で光を透過しやすい魚によく見られる現象で、恐らく腹腔内に光が透過するのを防ぐためだそうです。

サヨリの鮮度が劣化すると、この黒が茶色に変色してしまいます。

つまり、サヨリの腹黒は、鮮度の良い証拠なんですね。

ここで、宮島社員のサヨリ特別情報ですが、サヨリに寄生する「サヨリヤドリムシ」です。その場でエラを開いて、何匹か探したら居ました居ました「サヨリヤドリムシ」。

まるでダンゴムシみたいな形状です。宮島社員の話では、高い確率で見つけることができますが、そのものを食べる訳ではないので、人体には影響ありません。

ネットで調べたら、面白いことが書いてありました。

「知らずに食べても大丈夫ですが、出来れば食べたくないですね。影響をあえて言うと食欲が失せる、という事でしょうか。」なるほど(笑)

サヨリは白身の高級魚として扱われ、江戸前寿司のネタとしても珍重されています。刺身など非加熱で調理するときは、たて塩にすると持ち味の甘味が引き立つそうです。

お吸い物等の椀種、天ぷら、良いですね。

もしサヨリを釣ったり、丸魚のサヨリを買った時は、未知との遭遇にチャレンジしてみてはどうですか?!

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