海のキュウリ?ナマコ

子どもの頃は、何でこんなもの食べるの?と思いましたが、大人になるとコリコリした食感が堪らないナマコを紹介します。

ナマコは、漢字で書くと海鼠、英語ではSea cucumberと表します。世界には約1500種、日本にはそのうち200種ほどが分布します。食用になるのはマナマコなど約30種類です。

ナマコの由来、語源は、古くから単に「こ」といい、腸を取り茹でて干したものを「いりこ(炒りこ)」と言ったところから、生ものを「生のこ」の煮で「なまこ」と呼ばれるようになったとされます。

また、再生力が強いことから「生き返るこ」の意で「なまこ」とする説もあります。

ナマコは、特に攻撃手段を持たず、動きも遅いため捕獲が容易で、日本や中国では古来より食材として利用されてきた長い歴史があります。

日本で主に食用されるマナマコは、体色から、アカ、アオ、クロの3種類に分けられ、それぞれの地域によって価格差があります。

スーパー等で販売されているのは、青ナマコで、赤ナマコ、黒ナマコは高級食材のため料理、料亭行きだそうです。

旬は今のこの時期冬とされ、日本では酢の物として食べることが多く、味よりはコリコリとした独特の食感を楽しむ食べ方がされます。

腸などの内臓を塩辛にしたものは「このわた」と呼ばれ、ウニ、からすみと並んで日本三大珍味のひとつとされています。

ナマコつまりで日本酒、絵になりそうです。

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