貝がやたらと元気です。

とにかく陽気がいいせいか、入荷している貝が元気がいいです。

アサリもウチムラサキ、白ミルガイも目一杯象の鼻のような入水管、出水管を伸ばし、シッタカは箱から脱走です。

二枚貝にはキチンと前と後ろがあるんですよ。象の鼻みたいな入水管、出水管がある方が殻の前、そしてベロ~ンと下みたいな足が出ている方が殻の前なんです。

アサリなどの二枚貝には呼吸、摂取の際、入水管を伸ばして新鮮な海水を取り込み、エラ呼吸をすると共に海水中の植物プランクトンや浮遊有機物をエラでこし取り、口に運んで食べている。

そしてエサとなる物質以外の物や必要以上の食物を体内に取り込んでしまった時にはそれを粘液で固めて出水管から殻外に出す。これを「偽糞(ぎふん)」と言います。

このような呼吸、摂食の仕組みからアサリは濾過摂食者と呼ばれ、水質の浄化作用を持つことが期待されています。貝は生きたポンプです。

キレイな水も汚い水も全て取り込むため、毒素を溜め込むことがあります。そのため生で食べるカキなどは食べ過ぎ注意とされています。

ホタテやタイラ貝など、貝柱だけを食べるものは比較的安全です。

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追伸

タイラ貝の中に可愛らしいエビが住んでいましたよ。どうやら、テナガエビ科のカクレエビのようです。

ほとんどがオス・メスのカップルで住まいとしているそうです。

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