1入のサバには、信頼関係が詰まっています。

今日は4月1日、新しい期のスタートとなる日です。

期の初めのブログですから、少し特別なモノを紹介したいと思います。

市場に出荷される魚たちは、ほとんどの場合発泡スチロールのケースに入って輸送されて来ます。

発泡ケースには、出荷先が分かるマークや産地名、入っている魚種名、そして入っている数、重量が記載されています。

そんな中、さば、1入、0.9と言う箱を発見、JF南淡漁協と記載されています。

普段、仲卸や売買参加者が魚を仕入れる時は、プロの目利き能力を100%発揮して魚を選んでいきます。

しかしこのJF南淡漁協のさばは、魚を見ないで皆即購入です。

担当の五十子社員に聞いてみると、出荷者であるJF南淡漁協にお願いして、良いサバだけを選りすぐりで1入れを作っているそうです。

値段はキロ4,000円とびっくりものです。

箱を特別に開けてもらい、プレミアムなサバにご対面。見て納得な魚でした。

五十子社員は、魚を見ないで買ってくれるのは、「お客さまとの信頼関係があるから」と自信をもって言いました。

魚の出荷者、卸の当社、そして販売先の買受人。

良いモノを販売・取り扱っているから、そこに信頼関係が作れるのです。もし質の悪い劣悪なモノを販売したら、2度と信じてもらえないでしょうね。

信頼は築くのに時間がかかるが、壊すのは簡単なんです。

そして買受人から、「買った魚、良かったよ。」と言われると嬉しくて、また頑張って良い魚を仕入れてしまうでしょうね。

これが仕事のやりがい。

本日、入社式を迎える新社会人が当社にも7名います。

新入社員の横浜丸魚みなさん、横浜丸魚で自分のやりがいを探してください。