キツネと呼ばれるカツオです、ハガツオ。

鮮魚課五十子社員のセリ場で、ブログのネタを発見しました。

皆さん、カツオは見れば分かりますよね。

それではこの魚は何でしょう?

正解はハガツオ、本カツオと比べるとちょっと細面じゃないですか?

その容姿から別名『キツネカツオ』などとも呼ばれています。

比較するとこんなにも明らかな違いが

縞模様が腹側にあるのが本カツオ。

縞模様が背側にあるのがハガツオ。

かなり古い言い方ですが、ソース顔が本カツオ、醤油顔がハガツオ。

そしてハガツオと呼ばれるくらいなので、カツオに比べてしっかりした歯がはえています。

食べてみたら味の方はどうなんでしょ?

個人の味覚に差があるので、正直、優劣はつけにくいです。

追伸

最近、昨年水産業界を震撼させた『アニサキス』問題が再燃。

カツオの売上にも、大きなマイナス影響を与えています。

天然モノの本カツオ、ハガツオには、時としてアニサキスが寄生していることがあります。

しかし、注意深く丁寧に魚を捌いていれば、容易に発見することができます。

そして、アニサキスは人工の硬いフカヒレみたいな感触で、噛むと歯に当たるので良く噛んで食べて下さい。

よく噛んで食べると、モノの本当の味を知ることできますよ。