クロムツ、煮付けの良し悪しは魚次第。

宣言解除後市場はどうなったのか?

飲食店や居酒屋のお客様が戻って来て大忙し?

そんな光景を想像していたけれど、実際はそれ程でもない。

ウイークエンドの人の入りはあるものの、以前のような活況を戻すには時間がかかりそうです。

今日は寒くなる今の時期から脂がのって美味しくなる魚、クロムツを紹介します。

これ長井水産の直売センターで入手したものです。

ムツとは脂っこいことを「むつっこい」、「むつこい」などというに由来し、脂ののっている魚の意味しています。

何度となくこのように紹介しているのですが、正直あまり脂っこさを感じたことがありませんでした。

むしろアカムツの方が魚体の大小に関わらず、脂を感じれるのに・・・・・。

クロムツは私には上品過ぎて、口には合わないのかと思っていました。

しかし今回煮付けにしたら、非常に良かったんです。

ちゃんと脂を感じられた!

それでも極端にむっこくはなかったけど(微笑)。

ちゃんと振り塩して魚の臭みをとり、よけいな水分を拭き取り隠し包丁を入れて下拵え終了です。

煮汁は「うまかばい」を原液と日本酒1:1で希釈して作りました。

今まで作っていたクロムツの煮付けは普通に煮込んで?????だったので、かなり煮詰めて照りつけてみました。

どうですか?良い照りでしょう。

バブル時期に、定食屋で食べたクロムツの煮付けに少し近づいた気がするけど、違うのかな?

もしかしたらクロムツと言ってたけど、その実違う魚ってこと、バブルの頃は普通にあったからね。

私の馬鹿舌では、判断尺度としては信憑性が低いかな。

でもあの時の濃いめの味付けのクロムツが、今でも忘れられない。