ラッコじゃないよ水野だよ、キャベツうに始動。

皆さん、『キャベツうに『うにキャベツ』って知ってますか?

神奈川県水産技術センター企画資源部臼井主任研究員が、『野菜残渣でムラサキウニを育てる』研究をしているんです。

ネットで上記のキーワードを入力すると、ムラサキウニがキャベツを食べてる画像を確認出来ると思います。

この研究のスタートの発端は、『磯焼け』です。

地球温暖化の影響で、南方系魚類(アイゴ等)やウニ類の増加により、藻場が浸食され、『磯焼け』現象が当地神奈川県下でも問題化、そして深刻化しています。

当初は磯焼け対策のために、ウニ駆除を経費をかけて行っていたそうです。

臼井主任研究員さんが所属する神奈川県水産技術センターは三浦半島にあり、そして同地は三浦西瓜や大根の一大産地。

形や大きさ等出荷基準に合わないキャベツが、大量に廃棄される光景を見ていて・・・・・。

駆除され厄介者の扱いの害虫ムラサキウニと、同じように捨てたり、潰されたりしたモノ同士を使って何とかならないかと言う発想から始まったのが『キャベツうに』なんです。

そして『キャベツうに』プロジェクトの一員として、当社横浜丸魚㈱は参画します。

神奈川県水産技術センター臼井主任研究員、JF横須賀市大楠漁協の皆さん、そして神奈川県立海洋科学高等学校の先生・生徒の皆さんと協力、情報交換をしながら進めて行きたいと思います。

その第一歩として、JF横須賀市大楠漁協にあるウニ飼育施設見学や、実際に『磯焼け』の状況を当社水野社員(勿論Cカード保有しています。)も大楠漁協のご指導のもとで撮影してきました。

そして神奈川県立海洋科学高等学校の先生・生徒の皆さんが、磯焼け調査とウニ飼育の実習授業を行う様子も見学することができました。

JF横須賀市大楠漁協の周辺は禁漁区で、一般人の立ち入りが出来ない手つかずの状態なのですが、岸壁から見てもムラサキウニが無数にいること、そして磯焼けしていることに愕然。

1時間もかからぬうちに、200個を採取しました。

そして1個だけ殻を割ってみると、食べる藻が少なく餌を十分に食べていないのでウニの実が殆んど入っていませんでした。

当社は『捨てるゴミや害虫から、お金を産む』システムを自ら体験し、磯焼け被害やウニ害虫被害に苦慮している地元出荷者、全国の漁業者の手助けになればと考えております。

追伸

5月9日(水)は、気温11℃小雨交じりで北風が強い5月とは思えない天候。

そして芦名海水浴場に目を疑う光景が・・・・・。

ラッコが泳いでる?

そんな訳ないですよ水野社員です(笑)。