今年は的を射たサカナを紹介しますよ、マトウダイ。

なぜ市場は5日スタートなんだろうと考えた時、鮮魚出荷と密接な関係があることに気づきました。

さすがに正月三が日は、漁には出ません。

漁師の仕事初めは4日、1日経って当市場に全国各地の水産物が到着するのです。

ですから今日出荷されてきたサカナは全て新口、止めモノはないですよ。

何処も本格的に漁が始まっていないので、入荷量は少なめ。今日のターゲットのサカナは!

ふざけている訳じゃないがターゲット⇒的の語呂合わせ、的鯛、マトウダイを紹介します。

マトウダイは、カラダに黒い大きな斑紋が左右1つずつあり、それが的のように見えることから「的鯛」、そして外見見た目馬のような顔をしているから「馬頭鯛」と言われています。

今日入荷したマトウダイは、三重県志摩の和具より出荷されたものです。比較的暖かい海域にいるため、東北ではあまり水揚げされないサカナです。

このマトウダイ、通常の食性は魚食性で、時折甲殻類や頭足類を食べているようです。そしてその食欲たるやアンコウのように貪欲で、食いしん坊で有名です。

マトウダイの肝は、カワハギの肝、アンコウの肝(アンキモ)と並び称される品物ですが、時々腹の中が肝でいっぱいではなく、貪欲が故に食べた小魚だらけと言うこともあるそうです。

ムニエルの定番サカナで「サン・ピエール」と称され、フランス語圏ではその姓・地名が数多く残され親しまれています。

日本で言う佐藤さん、鈴木さんみたいなもんですかね(笑)。

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