梅雨イサキには少し早い?!

「所変われば品変わる」と言いますが、実は魚もこの諺が当てはまります。

春から初夏・夏にかけては、魚類は産卵ラッシュ。

しかし日本はご存知の通り、東西・南北に3000kmと長い地形です。

ですから南と北では、例え同じ魚であっても産卵時期に当然ずれが生じるんです。

今の時期真鯛やサワラを捌くと、高い確率で真子か白子に遭遇します。

どうしても真子があると、魚体(身肉)に与える影響を否定出来ません。

自分の命をかけて、真子に自分の獲った栄養を与えるため、自分のカラダは涸れてしまう=不味くな

では今日はどんな魚を紹介しましょうか。

今回産卵の話をしたので、真子、白子有無が味に影響しないと言われている魚、イサキを紹介したいと思います。

実は今の時期のイサキは、脂がのっていて美味しいのです。

別名「梅雨イサキ」と呼ばれ、5から6月頃がイサキの旬と呼ばれています。

なぜ脂がのるのか?それは産卵を控えたイサキの食欲が旺盛だからです。

先日仲卸の伊勢三でイサキを購入しましたが、脂がのっていて驚かされました。

もちろん腹の中には真子がありました。

今の時期魚体重視で魚を選ぶと、大きな真子や白子で腹が膨れていることが・・・・・。

だから特種相対課五十子社員の話では、魚体と産地をチェックすべきだとアドバイスをもらいました。

試しに元初商店でイサキ2尾(五十子社員)、ダルマを1杯(大山社員)、伊勢勝でマアジを2尾(大山社員)入手したので、帰ったら夕飯の支度をする予定です。

捌き方はYouTubeで再確認したいと思います。

追伸

イサキは真子持ちであっても、身肉に大きな影響を与えないと言われています。

私が食べても真偽が証明出来ませんが、旬のモノを食べてみたいと思います。