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牡蠣だけが悪い訳じゃない。

少し騒ぎが沈静化してきましたが、宮城県産の牡蠣がノロウイルス感染と新聞紙上を賑やかせています。

ネットで「牡蠣」と検索すると、「あたる」、「ノロウイルス」が枕言葉のようについてきます。とても悲しいことです。

特種相対品課北村社員のセリ場を見ても、広島、兵庫、北海道の牡蠣は並んでいますが、東北産の牡蠣は見当たりません。

さて牡蠣とノロウイルスの関係ですが、「宿命」または「定め」とでも言う関係です。

牡蠣などの二枚貝は、栄養を取るために餌としてプランクトンを含んだ海水を体内に取り込みます。

その際、海水の中にノロウイルスが含まれていると同時にそれも取り込み、次第に蓄積されていきます。

そのノロウイルスを含んだ牡蠣を人間が食べると、地獄のような苦しみに襲われ、大抵一緒に住んでいる家族全員が感染してしまいます。

ではノロウイルスに感染した牡蠣を食べると必ず当たるのか?

答えはNOです。

食べた人の体調の良し悪しや牡蠣自身が蓄積する細菌量によって、発症の有無は変わってきます。

結論は、胃腸が弱かったり、カラダが衰弱して疲れている時は、生牡蠣、生食用を避けて、加熱したモノ食べることをお勧めします。

ノロウイルスは85℃以上の温度で1分以上加熱が有効です。

 

加熱だからと言って、カキフライやあさりの酒蒸しであれば安心と思うなかれ。フライの衣や貝殻が熱の伝わりを邪魔して十分加熱出来ないケースもあるんで注意が必要です。

筆者も生牡蠣大好きですけど、自分の体調と相談して食べたいと思います。

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