白と赤揃いました、アマダイ。

珍しいアマダイが入荷しています。シロアマダイです。

アマダイの中でシロアマダイ、アカアマダイ、キアマダイの順で高級とされ、アマダイ類中で最も美味とされているのが、シロアマダイで、別名「シロカワ」とも呼ばれています。

アマダイの語源は字のごとく「甘い」から来ているそうで、新鮮な時は、ほのかな甘みがあるので、この名がついたとされています。

名前に鯛(タイ)と付きますが、鯛の本流ではなく「あやかり鯛」の一種です。

もともと高級魚に分類されるアマダイですが、シロアマダイは漁獲量も少なく、市場でもあまりお目にかかることが出来ない超高級魚です。卸値でキロ当たり10,000円を超えることもあるそうです。

アマダイは水分が多いため傷みが早い魚ですが、鮮度を分けるポイントは、身に張りがあり、目が澄んでいるもの。「白」は体表に輝きがあること「赤」は腹が白いこと、「黄」は尾鰭の黄色がハッキリしていることが識別点となるそうです。

アマダイの旬は、晩秋から春先の寒い時期が美味しくなる時期です。少し水分が多めの魚であるため、干し物、西京漬けにするとみずみずしさがとても生きます。

さすが高級食材、煮付けにしても椀モノにしても、コテコテしたしっかりした味付けではなく、上品な薄味、素材そのものを楽しんで頂く魚です。

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