還暦近くの年代は、クジラの竜田揚げが気になる。

人間60年近く生きていると幾度となく、躓いたり、立ち止まったり、後戻りしたりする。

今人生で何度か目の停滞期にどっぷり浸かっている気がする。

仕事、家庭が上手く行ってないと、酒を飲んで不味いて言うけどね。

私は酒を飲まないから、この気持ちは理解できないけど、小さな球を棒で打っていても気が晴れないのは同じ理由かな(苦笑)。

美味しいモノを食べることだけが、心を静かに落ち着かせてくれるのか。

昨日は夕飯のおかず用に用意していた食材を使って竜田揚げを作りました。

竜田揚げ、どんな食材を使って作るの?

サバ、ブリ、鯛、まさか鶏肉?全て不正解、鯨(クジラ)です。

本当は刺身でも食べることが出来る鮮度のクジラを使って、竜田揚げは贅沢過ぎるかも。

兎に角ドリップが凄くて、血を見て気絶する人には取扱い無理かも(笑)。

私の作る料理は適当なので、クジラの水気も適宜キッチンペーパーで拭き取りタレ漬けです。

漬けダレは、醤油、酒、味醂、ニンニク、生姜をブレンドしたものです。

漬け込む時間は、最低1時間ぐらいかな?

フォークでクジラ肉をブスブス刺しておけば、味が浸みる時間は短縮出来ると思います。

その後は片栗粉を塗して、揚げるだけ。

どうです?簡単でしょ。

意外ですが、我が家の娘にクジラの竜田揚げは受けがいいんです。

やっぱりクジラは哺乳類だから、肉感が良いのかもしれません。

例えるには極端かもしれませんが、輸入牛肉と言われて食べたら、クジラと牛肉を区別出来るかな。