冷凍キンメも捨てたもんじゃない。

大きな箍が外れて、何となく気が緩んでいる?

週末は流れに乗れない都内ナンバーのタクシーに数多く遭遇した。

きっと金曜の夜は流石に深酒しているのかな?と運転しながら思いに耽る。

やっと平和な日々が戻ってくるのかな?

でも手放しで喜べない現実もある。

神奈川県や横浜市の有効求人倍率は、1を切れている。

景気が本当の意味で回復するには、まだまだ時間が必要のようです。

嗚呼、これからが稼ぎ時なのに、鮭・いくら、カニ、数の子が高いし、モノがない。

モノがなければ売れないし、懐も決して温かいわけじゃない。

市場の行く末が心配だし、自分の存在価値を高めないとダメですね。

市場には高価なモノばかりではなく、安くて良いモノもあるんです。

今日はキンメダイを紹介しますが、普通じゃありませんよ。

何とロシア産冷凍キンメダイ、川崎南部ロピア仲卸店舗で発見しました。

ロシアでキンメダイ獲れるの?

全くないとは言えませんが、南の海で獲ったキンメダイを水揚げした国がロシア=原産国と言うことです。

内臓等も取り除いていないラウンドのキンメダイ、こちらを使って煮付けを作ることにしました。

カチコチでは作業出来ないので、冷凍庫から出して自然解凍しました。

真空パックされた袋に鋏を入れると、えっ!?このキンメ脂がある。

すいません、冷凍品だから少しバカにしてました。

俄然、作る気満々になって来ました。

ウロコを引いて鰓、内臓、隠し包丁、下拵えは非常に簡単です。

しかも半解凍の状態ならば、血生臭い思いもせずに済みます。

念のために振り塩したら、余分な水分を抜けました。

金目の煮付けと言えば「徳造丸さんの秘伝の煮汁(しょうゆ)」、これさえあれば誰でも上手に作れますよ。

正味1時間も台所に立たず、夕飯のおかずが完成です。

食べてみたら悪くない、それどころか美味しいですね。

これだったら、料理家H先生が出演している籤のCMにも使えそうです(笑)。