新潟村上の塩引鮭は奥が深い。

凄く珍しいモノを塩干合物課丹野社員に見せてもらいました。

テレビや日本さかな検定(愛称ととけん)のテキストでは見て知っていましたが、実物を見るのは生まれて初めてかも。

新潟県村上と言ったら「塩引鮭」、今日は「塩引鮭」を紹介したいと思います。

塩引鮭は普通に売っているのか?

答えはノー、今回たまたま仲卸の㈱横浜平庄からの注文があり取り寄せたモノです。

㈱横浜平庄のご厚意で、箱の中を見せて頂きました。

「塩引き鮭」とは、オスの秋鮭と塩のみを原材に保存料や添加物を一切使用せず、昔ながらの手作業で1尾ずつ仕込んでいきます。

これでは荒巻鮭と同じ?

ここまでは大雑把に説明すると同じなんですが、この後塩漬けの鮭を水洗いの工程を経て仕上げの寒風干し。

村上の寒風がなければ、良い塩引き鮭は作れないと言ってよいほど重要なポイントです。

あ~っ、後の祭りになってしまったことが1つあるんです。

それは塩引き鮭の腹を確認し忘れたことです。

写真のように鮭は尾っぽから逆さ吊り、腹は一か所だけ包丁を止めて完全に切れていないことが分かると思います。

それは・・・・・、首吊りや切腹を連想させないためだそうです。

さすが200年以上も前から作られて、今もなお愛され続けている塩引鮭。

冷蔵庫がない時代から重要な保存食としての役割を果たしてきた塩引き鮭、カラカラに干されても鮭の栄養素を失っていません。

どんな味わいなんでしょうか?興味あります。

お酒好きにはたまらない肴になるでしょうね。