営業の概況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、アジア新興国や資源国等の成長鈍化等による国内景気への懸念に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、社会経済活動が大きく制限され、観光業、外食産業等のサービス業を中心に、極めて厳しい状況で推移いたしました。第3四半期以降の日本経済は、ばらつきを伴いながらの回復基調となり、製造業は、内外需要の回復を背景に、輸出・生産が持ち直した一方、2度目の緊急事態宣言の発出の影響を大きく受けたサービス業は、時短要請やGoto事業停止も影響し、内需の回復の遅れから落ち込みが続いております。この業績回復のばらつきは、雇用・所得環境、消費にも影響を与え、家計の抑制的な消費スタンスや株高等を背景に家計の金融資産が過去最高を記録するなど、厳しい経済状況となりました。
 世界情勢を概観しますと、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大恐慌以来ともいえる大幅な景気後退局面を迎え、ロックダウンや外出自粛による経済活動の鈍化が大きく影響し、各国それぞれが対新型コロナウイルスに尽力いたしましたが、今後の新型コロナウイルスの感染拡大ペースやワクチン及び治療薬の普及時期等が不透明なことから、未だ厳しい状況で推移しております。
 このような状況の下、当社グループは、中期経営計画「第5次MMプラン」の初年度として神奈川エリアを中心とした水産物流通システムの構築を実現すべく、顧客密着型営業の展開によってグループ一丸の体制を構築し、邁進してまいりましたが、一部でその成果が出たものの、新型コロナウイルス感染対策による外出自粛要請等、取り巻く環境の変化が大きく、中期経営計画「第5次MMプラン」の2年目へ課題を残す結果にいたりました。
 その結果、当連結会計年度の売上高は41,286百万円と前連結会計年度に比べ5,525百万円(前年同期比11.8%減)の減収となり、また、売上高減少に伴う売上総利益の減少により、営業損失は84百万円と前連結会計年度に比べ37百万円(前連結会計年度営業損失47百万円)の減益となりました。経常利益は保有株式の配当収入の計上により217百万円と前連結会計年度に比べ5百万円(前年同期比2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券売却益の計上により290百万円と前連結会計年度に比べ207百万円(前年同期比251.1%増)それぞれ増益となりました。

 財政状態の分析は、次のとおりであります。
 (流動資産)
 当連結会計年度末における流動資産の残高は、7,290百万円(前連結会計年度末は6,697百万円)となり、593百万円増加いたしました。現金及び預金の増加501百万円、受取手形及び売掛金の減少242百万円、商品及び製品の増加297百万円が大きな要因であります。
 (固定資産)
 当連結会計年度末における固定資産の残高は、10,721百万円(前連結会計年度末は9,242百万円)となり、1,479百万円増加いたしました。投資有価証券の時価評価差額等による増加1,556百万円が大きな要因であります。
 (流動負債)
 当連結会計年度末における流動負債の残高は、3,259百万円(前連結会計年度末は2,557百万円)となり、701百万円増加いたしました。支払手形及び買掛金の増加434百万円、1年内返済予定の長期借入金255百万円が大きな要因であります。
 (固定負債)
 当連結会計年度末における固定負債の残高は、2,534百万円(前連結会計年度末は1,819百万円)となり、715百万円増加いたしました。長期借入金259百万円、投資有価証券の時価評価等に伴う繰延税金負債の増加495百万円が大きな要因であります。
 (純資産)
 当連結会計年度末における純資産の残高は、12,218百万円(前連結会計年度末は11,562百万円)となり、656百万円増加いたしました。利益剰余金の増加205百万円、自己株式取得による減少692百万円、その他有価証券評価差額金の増加1,131百万円が大きな要因であります。

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
 なお、売上高については、セグメント間取引の相殺消去後の数値であり、営業利益又は営業損失については、セグメント間取引の相殺消去前の数値であります。
 (水産物卸売事業)
 売上高は34,095百万円と前連結会計年度に比べ3,129百万円(前年同期比8.4%減)の減収となりましたが、営業損失は25百万円と前連結会計年度に比べ183百万円(前年同期 営業損失209百万円)の改善となりました。
 (水産物販売事業)
 売上高は6,829百万円と前連結会計年度に比べ2,392百万円(前年同期比25.9%減)の減収となり、営業損失も158百万円と前連結会計年度に比べ212百万円(前年同期 営業利益54百万円)の減益となりました。
 (不動産等賃貸事業)
 売上高は120百万円と前連結会計年度に比べ2百万円(前年同期比1.7%減)の減収となり、営業利益も86百万円と前連結会計年度に比べ0百万円(前年同期比0.9%減)の減益となりました。
 (運送事業)
 売上高は240百万円と前連結会計年度に比べ1百万円(前年同期比0.7%減)の減収となり、営業利益も11百万円と前連結会計年度に比べ7百万円(前年同期比40.8%減)の減益となりました。

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