今の時期、海は出産ラッシュです。
釣り好きなら知っている「乗っ込み」の時期になっております。
「乗っ込み」と言う言葉は、てっきり水産用語だと思っていましたが、塗装職人の符丁の一つで、現場入りをすると言う意味の職人用語だそうです。
釣り用語では、産卵のため深場から浅場へ寄って来る魚のことを「乗っ込み」と呼んでいます。
これから産卵された卵が孵化し、稚魚が誕生する。
何とも感動的な話ですが、ネットによると海の魚は総じて、孵化して成魚になる確率は1~10%以下。
マダイで言うと、生存率は100万分の1だそうです。
だったら目の前のマダイは?奇跡の魚ではないでしょうか。
今日はマダイ、いいえ大きく育ったマダイを紹介します。
前置きで振った「乗っ込み」のため、マダイが大量に市場に出荷されています。
しかも「デカい」、4kg、5kgは当たり前で、相撲の優勝力士が持ちそうな8.5kgのマダイも入荷しています。
何年かければ、これだけ成長するのか?そもそもマダイの寿命って何歳なの?
水産系blogに沿った話題に乗りそうです。
正確な数字ではありませんが、マダイの寿命は20~40歳と何とも長寿な魚です。
だからお祝い事にマダイが多用されるのかもしれませんね。
マダイの体色は朱色、ピンク色が一般的ですが、生息水深や年齢と共に色は薄れて来ます。
いったい目の前にある8.5kgのマダイは何歳なんでしょうか?
正確な年齢を知るためには、耳石を摘出して年輪を確認すれば判明します。
私は煮魚の際に、頭の部分を穿りながら耳石を探します。
ちょっとマニアック過ぎて怖いですが、今度「真鯛の兜煮」にしてお宝ゲットしてください。
因みに、歳を取り過ぎや大きくなり過ぎのマダイは・・・・・、コメント難しいです。
YouTube水産研究・教育機構のチャンネルに、「マダイ耳石の摘出」があるので興味がある方はご視聴下さい。
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