ハマグリを3月3日は意識的に食べて欲しい。

完全に肩透かしを食らいました。

いつかいつかと待っていた「春一番」、今月1日の夜吹いたそうです。

それらしい風は何度も吹いたのに、期待外れな幕切れとなりました。

これから本格的な春がやって来るんだと思ったら、今朝は寒くてビックリでした。

今日は「雛祭り」なので、どうしても紹介したいモノがあります。

それは「ハマグリ」です。

水産業界に従事し、二人の娘の父親ならば、3月3日に「ハマグリ」は絶対に外せない食材です。

偉そうに言ってますが、私も市場で働くまでその所以を知りませんでした。

平安時代の貴族の遊び、「貝合わせ」にハマグリの貝殻は使われていました。

その理由は、二枚の貝殻は同一個体のもの以外は決して合わないからです。

加えて大きさもアサリやシジミでは小さすぎで華奢ですよね。

以上理由から、ハマグリは夫婦和合や貞操の象徴とされ、ひな祭りや結婚式の膳に出されるようになったとか。

その発案者が八代将軍徳川吉宗だと言われているのも、非常に面白い話だと思います。

例年お雛祭り前のセリ場には、赤や青、黄色のケースに入ったハマグリが山積みされていますが・・・・・。

今年は様子が、全然変わってしまったようです。

中国や韓国産のハマグリは殆ど見かけません。

茨城、千葉、愛知、三重など国産の地蛤しか見かかませんでした。

少し高め相場ですが、出荷者がしっかりしているモノが安心出来て最高に良いです。

やっぱりハマグリと言ったら、お吸い物ですかね。