活けのアカザエビは市場でもレアキャラです。

昔から馴染みにしていた店(飲食店)に行ったら、閉店・廃業していたなんて経験ありませんか?

新型コロナウイルスの影響で、業歴30年を超える蕎麦屋が普通に廃業していた。

悲しくて思わず写真を撮ってしまいました。

分かっていてもこれが現実。

飲食業にとって今は、「超氷河期」。

飲食店の閉店・廃業が進んで行けば当然のことですが、卸会社である当社も涼しい顔をしていられないのです。

モノの良し悪しや美味い不味いでもない、シンプルにお客様が来るか来ないか・・・・・。

そのためにテイクアウトやデリバリーサービスを新たに導入したり、口コミ、ネット、SNSを駆使したり、集客・生き残りのため皆必死です。

そしてエンドユーザーの嗜好にも変化が見られます。

「外食出来ないから、自宅で良いモノを少し高くても買って食べてみようかな?」と言う流れです。

そんな需要に応えられる食材を取り揃えているのが、仲卸㈱ムラマツだと思います。

今日も超レア食材を見つけました。

千葉県竹岡より出荷されてきたアカザエビ=スキャンピ、スキャンピー、スカンピです。

ただのアカザエビじゃないですよ、活けアカザエビ。しかも皆サイズが大きい。

写真を撮っていると村松社長が声をかけてくれ、「タダ活きているだけ」「直ぐに食べたら美味くないぞ」と謙遜して話してくれた。

アカザエビもアマエビ(ホッコクアカエビ)同様に、鮮度が良すぎると何の味もしない=美味しくないそうです。

アカザエビもタンパク質分解酵素によって、甘味を生じているんでしょうか?

市場で働いていても、なかなかお目にかかれない高級食材の活けアカザエビ。

冷凍じゃなく、上りでもなく、活けと言うのは特別、スペシャル、special。

嗚呼、アカザエビを仕入れてくれる取引先(飲食業)があることに感謝です。