タチウオだけは良い調子。

「ない袖は振れぬ」と言う諺がありますが、金銭や財産など実際に無いものは、どうしようもないというたとえで使われます。

時代劇等のドラマで、借金の返済を迫られた時に言う台詞です。

これって市場でも同じ光景をよく見かけます、ない魚は売れないと・・・・・。

それにしても天然魚が獲れない(涙)。

地球温暖化に伴う海水温の上昇、黒潮の大蛇行の長期化など様々な理由はあるけれど、明確な理由は分かりません。

加えてALPS処理水が放出されたら、日本国内のみならず海外輸出など影響あるでしょうね。

我々は、袖があっても振れないことにならぬよう祈るだけです。

天然魚不漁のなか、コンスタントに入荷が続いている魚がいます。

それはタチウオです。

どちらかと言えば温帯から熱帯に分布しており、日本近海では北海道から沖縄まで各地に生息しています。

と言っても青森県以北でタチウオが獲れることは、珍しいことでしたが最近は驚きもなくなったようです。

横浜市場には小柴、本牧のタチウオが常連、たまに福島県いわき、京都府舞鶴、九州からも入荷があります。

ご覧の箱がセリ物品のタチウオ、国内産1.5㎏以上のモノが対象です。

やはり江戸前のタチウオの人気は高く、全般的に高値で取引され、関西方面からの引合いも多数あります。

たまにはタチウオを食べたいですね。

でも1尾ラウンド=丸魚はキツイかな?

きっと自宅の台所にタチウオを置いたら、一瞬記憶を無くすでしょうね(笑)。

市場で切身はないけれど、我が家のような女性中心の4人家族にとってラウンドは厳しいです。