この際イナダを捌いてみたら!?

今、何が美味しい?と聞かれたら・・・・・。

刺身、煮付け、フライ、そしてちゃんちゃん焼きにして食べた「サメガレイ」と言いたいのです。

しかしサメガレイの魚体はデカく、我が家にはかなりヘビーだった。

あの手この手で3日連続して食べて完食、さすがに飽きた。

じゃあ何なんだろう?とセリ場を見渡すと、横須賀の長井水産㈱から大量のイナダが入荷していました。

今日はイナダを紹介したいと思います。

チョット待ってください、イナダなのかヒラマサなのか確認します。

上顎の縁を確認すると角ばっている(丸くなっていない)。

黄色い側線と胸鰭との間にすき間がある。

これだけ分かればイナダで間違いなさそうです。

さてイナダってどんな魚か知っていますよね?!

親は出世魚のブリ、そしてイナダは出世の途中の若い魚です。

さすがに鮮度抜群のイナダなので、目を見ると澄んでキレイですね。

身はどうなんだろうと思い、1尾購入して捌いてみました。

赤みを帯びたチェリーピンク、少し青臭いのはワカシ、イナダなどブリの若者特有の香りです。

味はどうですか?と聞かれたら、まず脂ののったブリを想像しないで下さいと前置きさせて欲しいですね。

稀に脂のりが良い個体がいますが、本当に稀です。

煮ても焼いても美味しくないのですが、カルパッチョにするとドレッシング・ソース、野菜との相性が最高にイイです。

そして昨今の外出自粛により料理をする人が増えたと聞いています。

だったら小手調べで、イナダを捌いてみては如何でしょうか?

お手頃値段、捌き易い魚の大きさ、ご家庭の文化包丁でも全然大丈夫ですよ。

是非、この機会にイナダをラウンドで購入して、捌いて欲しいですね。