アマダイの社会は、縦割り社会。

小坪の追っ駆けで、アカアマダイが入荷しました。

アマダイは、冬に美味しくなる魚として有名ですが、一般的には旬は冬から初春までとされています。

旬のアマダイは身に旨味も甘みがあり、魚体もグッと大きくなるため歩留まりも良くなります。

今日入荷したアマダイは、少し小振りなサイズですかね。

しかしさすが高級魚アマダイ、セリ値は㌔3,500円を下りませんでした。

アマダイは、意外と旬が一定せず、場合によっては夏の魚として紹介されていることもあります。

日本は、南北に長い国なので、割と旬が一定しないことが普通なので、厳密に拘る意味はないと思います。

アマダイは美しい姿とユニークは顔をして穏やかそうですが、実は競争の激しい縦割り社会で生きています。

アマダイは、集団生活をしているのですが、それぞれが自分の棲みか周辺を縄張りとして生息しています。

テリトリー内に侵入者があれば、激しくボディーアタックして敵を撃退します。

特に産卵期が近づくと、大型のオスの間でグループの王様の座を巡る激しい争いが繰り広げられます。

勝者だけがグループのメス達を独占し、ハーレムを支配する王様になれるのです。

敗れたオスは、子孫も残せず去らないといけません。

アマダイの社会は、競争の激しい一夫多妻制なんです。(因みに顔が面白いコブダイも同じです。)

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