イラはフランス料理におススメ。

4月から担当部署が変わった。

すると1日を過ごすタイムスケジュールがガラッと変化した。

始業時間が早まったことで、就業時間も繰り上がったからだ。

24時間をフルに有効活用出来るようになった、これぞ市場スタイル=丸魚スタイルだ。

終業後何が出来る?

飲む打つ買う?そんな甲斐性私にはありません。

実は勉強のために入手していた食材を当日中に調理出来るようになったこと、それが何よりも嬉しいんです。

そして昨日、また未体験の魚を食べてしてしまいました「イラ(苛)」です。

あまりマジマジと見つめることがなかったのですが、よく見ると可愛い顔してます。

さてどうやって食べようか?

最初から半身は生・刺身に決めていたのですが、残りの半身は・・・・・・。

仲卸横浜丸栄水産㈱細谷専務に相談したら、「ポワレ」がおススメだと助言を頂き挑戦することにしました。

まずはウロコを取り除こうとしたら、想像以上にでっかいウロコに吃驚・ブダイ級です。

頭から腹に包丁を入れて三枚下ろし。

むっむ?何か変なモノを食べていてるのか腹の中が臭い。

如何やら貝類を殻ごと食べたようです。

臭いが身肉についていないか心配でしたが、しっかりとした内膜があり全然問題ありませんでした。

背鰭に切れ込みを入れると、身が赤いの?

ピンク色の身肉を確認出来ます。

切り進めるとご覧の通りでした。

さて、とりあえずボウルに入れて振り塩、そして「ポワレ」用には胡椒もプラスし冷蔵庫で寝かせました。

そして皮を引いて下手くそな刺身。

偉そうに「ポワレ」と言いましたが、焼きに失敗して中途半端なムニエルになっちゃいました。

作り方はどうでもいいけど、「イラ」恐るべしと言った感想です。

刺身は身肉に包丁を入れるだけで、サクサクとした抵抗感を手に感じ、耳で音を受け入れた。

食べてみるとモチモチの弾力と食感、そして淡い甘味を感じることで出来ました。

ポワレもどきは、ピンクの身色が真っ白に変化して見た目がキレイになったんですが・・・・・。

熱を入れたらモチモチの食感はなくなり、身肉は触ると壊れやすい繊細なモノに大変身。

食べてみると、イラは舌平目のような味わいでした。

イラのポワレもどきの介添えのソースは、「レモンバターソース」や「ガーリックバター醤油」がおススメです。

またイラを食べたいかと聞かれた、次は上手にポワレを仕上げますと答えたいと思います。