カマス、脂の強さも選択肢の一つです。

えっ?!本当に珍しいことなんですが、館山丸魚㈱から出荷されたカマスがセリにかけられています。

12月の天然物鮮魚(2号物品)セリ対象物品に、神奈川・千葉・静岡産で250g以上のカマスが指定されています。

このカマスは千葉県館山市船形で水揚げされたもので、内湾の魚です。

私達は何気にカマスと呼んでいますが、市場でカマスと言ったら本カマス=アカカマスのこと認識しています。

擂り粉木みたいな胴体、脂ものっていそうです。

今の時期は、小柴や本牧など東京湾内のカマスが大量に出荷されています。

同じ東京湾で獲れたカマスでも、おさかなマイスターの㈱ムラマツ村松社長曰く、小柴・本牧産と千葉船形産ではどうやら少し違うみたいです。

どう違うのですかと尋ねると、『脂』が違うと話してくれました。

共に食べて美味しいのは間違いありませんが、脂ののりにも大小・強弱の加減があると言うことです。

小柴・本牧産は大・強めで、千葉船形産はどちらかと言えば中程度で上品な味わいだそうです。

早速、ザ!鉄腕!!DASH!!で紹介され一躍有名店の仲間入りした『厚生食堂』にカマスを持ち込んだ社員がおり感想を聞いてみました。

すると何とその感想は、私と村松社長が会話した内容に一致していました。

簡単、単純な言葉で表現すると『美味い、美味しい』と言うことです。

ちょっと魅かれますね、この魚体。