クジラの可食部は幅広い。

平成28年5月19日、午前6時20分に北海道函館市臼尻町に水揚げされたミンククジラです。

大型定置網漁業、本マグロ、いか、さけを目的にしているものに、思わぬ大物が網にかかり、築地を経由して当市場に入荷です。

今日は様々な部位が入荷したので紹介します。

①赤肉・・・・背肉、腹肉など脂肪の少ない部位、学校給食に出たのはこの赤身肉、現在では刺身として流通している。

②鹿の子・・・・あごの関節を被っている肉(霜降り)。すき焼きに使うと良いそうです。

③畝須(うねす)・・・・下アゴからお腹にかけてある縞模様の部分ベーコン材料のほか茹でて食べます。

④マメノハ・・・・腎臓のことで、茹でて食べます。

その他ノド肉、アバラなど珍しい部位が入荷しています。鹿の子などは精肉コーナーに置かれていたら、高級牛肉と間違えてしまうほど、見事なサシが入っています。

アバラはクジラの中でも安価な部位なので、見つけたら絶対ゲット。すき焼きに使ったら美味しそうですね。

赤肉の刺身は定番中の定番ですが、ゴマ油とニンニクを入れて岩塩を少々クジラの食感、旨味を100%楽しむ。

天然ものは、このように定置網等に引っかかるか調査捕鯨で捕獲されないと中々口に入りません。

しかし、冷凍物は定期的に入荷しています。

クジラは、鮮度を考えて市場の仲卸のお店で買ってもらうのが、安いし安心できると思います。

IMG_4488カノコ IMG_4533うねす IMG_4530マメノハ IMG_4528喉肉 IMG_4526アバラ

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