セリの光景は、市場の醍醐味。

不思議なものですが、極端に寒い氷点下の日が続くと今日みたいに気温5℃ぐらいだと温かく感じられます。

今日は、久々小柴、本牧、冨岡より鮮度のイイ魚たちが大量に入荷され、威勢のいい掛け声でセリが行われていました。

セリが行われている姿は、市場での光景として象徴的なものです。

卸売市場における取引方法は、セリ・入札取引と相対取引に分けられ、セリ・入札取引は全体的な傾向として食肉市場を除き減少しています。

横浜市中央卸売市場水産物部においては、セリ取引と相対取引の割合は2対8ぐらいになっています。また入札取引は、当市場の水産物部には該当ありません。)

因みに言葉の解説をすると、以下の通りになります。

・セリ・入札取引 前日~当日入荷した物品について、公開の場で取引が行われる。数量と価格は落札した時点で決定する。

・相対取引    卸売業者と買手が一対一で個別に行う取引で、取引数量等の交渉を事前に行い、数量と価格は当日に決定することが多い。

当市場では、毎日午前4時30分より一般鮮魚のセリが始まり、冨岡、平塚市漁協追っ駆け、延着等があると随時セリが出来る時間に実施され、大物(マグロ)のセリは5時50分より開始されています。

実際の姿をお見せしたいのですが、食の安心・安全を守る市場ですから見ず知らずの人が自由に行きは出来ないんです。

原則一般のお客様は見学できないのですが、第1、第3土曜日に開催されているハマの市場を楽しもう(市場開放日)で市場の雰囲気が楽しめるかも。

来場されたら寒シジミ汁でカラダを温めて、いつも混んでいる八丁武のマグロ解体ショーを見てから、市場探検隊に参加するか仲卸店舗で買い物か迷うとこです。

市場探検隊はで、超低温冷蔵や活魚水槽の見学、実際の大物(マグロ)セリ台に乗って仲買人の雰囲気も味わえるかも。