今ちょっと静かなブーム、アブラボウズ。

只今当地横浜の気温は1~2℃、雪ではなく小雨が降っています。

セリ場の気温6.5℃、今までの冬は零度近くまで下がるので、まだ暖かい方かもしれません。

でも寒さ凌ぎに肉襦袢が欲しい。

私の体脂肪率が26%程度、天然の防寒着を着ているのに、「寒い」「寒い」の連呼です。

こんな寒い日は、体脂肪率の高いあの魚を紹介しちゃおうかな。

どうやら体脂肪率が40%もあるとの噂、ちょっと前にBSの釣り番組で紹介されたり、チコちゃんに叱られるでも話題に上がった「アブラボウズ」を紹介します。

ちなみに、答志島のトロさわらの体脂肪率が10%以上、

シロクマの体脂肪率は50%だと言われています。。

横浜市場には、三浦市松輪や東京都漁連から不定期ですが入荷のある魚です。

今日は、岩手県宮古から5.6㎏の小振りなアブラボウズが入荷しています。

アブラボウズはスズキ目ギンダラ科に属する魚で、深い海に生息するいわゆる深海魚です。

とても円らな瞳がキラキラしてキレイ。

しかも視力がとても良くて、真っ暗な海底でも1メートル先のエサを認識し、捕獲することが出来るそうです。

どんな身質なのか?本当は捌かないと分からないのですが、発泡の箱に入れる都合上尾鰭に切れ込みが・・・・・。

白濁した身肉、脂がのっている証拠です。

マグロの大トロと並び称されるアブラボウズの身肉、刺身では食べる量が3切れ限定。

禁断の脂=調子に乗って食べ過ぎると、脂が原因で確実に腹を壊すので要注意です。

個人的には、西京味噌漬けにして食べるのが好きです。

決して安い魚ではなく、しかも目方もそこそこあるんで、素人が簡単に手を出せるモノではありません。

でもアブラボウズを食べたいと思うのは、怖いもの見たさとか、好奇心ではなく、単純に美味しいからだと思います。