小さなせいこ蟹も、手間暇かければ芸術品。

このところ秋田県から珍しいモノが、活けの状態で入荷しています。

活けのせいこ蟹です。

ズワイガニの漁期は、資源保護のため期日が厳正に管理されています。

そして各産地によって漁期が異なるので、これが正しい、間違っていると言う論争をここでする気はありません。

ただ抱卵しているせいこ蟹は、一般的には11月上旬から翌年1月上旬までが漁期と勝手に思い込んでいました。

この時期、当然裏返して見ても卵は抱いていません。

おそらく外子がないので、甲羅を外しても内子もないと思います。

せいこ蟹と言ったら、何とかの一つ覚えじゃないですが『炊き込みご飯』。

でも今の時期のせいこ蟹はどうやって食べるのがベストなのか?

調べてみると、勿体ないけど豪華に味噌汁の具。

そして地道で細かい作業を必要としますが、『甲羅盛り』ですかね。

この甲羅盛りは、せいこ蟹は勿論、毛蟹、ズワイガニ、紅ズワイガニなどでも利用されている盛り付け方です。

こんなにキレイに仕上げるには、熟練した能力と卓越した技。

そして一番重要なのは、目が良くないと駄目ですね。