新いか(シイイカ)が来るともう秋?

小さくて高いモノ見つけちゃいました。

シンコ?

シンコは新子でもコウイカ=スミイカの子供のことです。

新物の新イカの市場での扱いは、コノシロのシンコと同等レベルです。

夏のこの時期、新いか(シイイカ)と言えば鹿児島県出水が産地としては有名です。

なぜか示し合わせたように立秋の頃にやって来る『夏から秋の訪れを知らせる使者』のようです。

横浜の小柴・本牧もコウイカの取扱いでは有名ですが、当地の新いかに出逢えるのは晩夏・早秋の頃でしょうね。

なぜ新いかが高いのか。

それは新いかが一般の人が口に出来ない品物だからです。

新いかを使うのは高級寿司店や料理屋などで、その小さな魚体を利用した一貫握り。

その一貫握りを食べた人は、まるで赤ちゃんの耳朶のようにフワフワなのに、しっかりとした食感とイカの旨味を堪能出来る一品(逸品)と称するほどです。

新物の新いか、一生に一度は食べてみたいです。

しかし今は静かに指を銜えて待っています。

もう少し待って9月の声を聞くくらいになれば、今よりは価格も落ち着くと思っています。