新鮮なヤリイカが各所から入荷しています。

胴体は細長く、円錘形で、その姿形が槍の穂に似ていることから、ヤリイカと呼ばれるようになったようです。

英語名は、Inkfish、Sea-arrow、見た目そのものですね。ヤリイカは地方によって呼び名が様々あり、サイナガ、テナシ、水いか、愛知県豊浜、兵庫県但馬地方では、ケンサキ(ケンサキイカ)と呼ばれています。

ヤリイカとケンサキイカは別の種類なんですが、その違いについてはまたの機会にご説明したいと思います。

食用イカの寿命は、約1年で、早春から産卵期に入り、各地の沿岸に集まってきます。そして春に産卵を終え、一生を終えます。

巨大に成長するダイオウイカなどは、まだハッキリしていないそうですが、2年から3年と言われています。

ヤリイカの産卵期は春なので、最も美味しくなるのは冬です。しかし、沿岸に寄って来る春に漁獲の最盛期を迎えるので、地方によっては春が旬とされている所もあるそうです。

イカの鮮度はどうやって判断したらいよいのでしょう?スーパーの店先での目利き方法をお教えします。

イカは鮮度が落ちやすい魚介類で、水揚げされてからどんどん状態が変化します。

海にいるイカ、獲れたてのイカは透き通った何とも言えないきれいな色をしています。しかし、興奮すると茶色く変色しますよ、まるでカメレオン。

時間が経つと、透明感もありますが、色が茶色になっていきます。スーパーの店頭で購入するには、十分なほどいい色です。生食刺身で十分いけますよ。

さらに時間が経つと、顔や足の辺りから白っぽくなって行きます。身も少し張りがなくなり、ペタッとしています。

透明→茶色→白色だけ覚えておいて下さいね。

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