洋モノのボタンエビ、スポットブラウンです。

ちょっと、異常に大きなエビを特種相対品課石川社員のセリ場で発見しました。

恐る恐る石川社員に「ボタンエビなのか?産地?まさか増毛?」と矢継ぎ早に質問をすると、帰ってきた回答は想像通りでした。

国産ではなく洋モノ、洋モノと言うと何か響きが厭らしい感じですね(笑)。

カナダ産のボタンエビで、通常は冷凍品で入荷してくるものですが、なぜか生の状態で入荷されたレアものです。

兎に角、見た目「デカイ」さすが外国産です。

近くに北海道増毛産のボタン(特大)があったので、比較のために並べてみました。

思わず笑っちゃうでしょ!野球なら10対0のコールド負け、手も足も出ない圧倒的な体格差です。

昨年の年末展示会の映像にロシア産のボタンエビが写っていましたが、その大きさに驚いたことが思い出されます。

そして、この文を書きながら、本種の白い縞模様がちょっと気になり、ボタンエビでもトヤマエビでもないなと疑問を持つように・・・・・。

改めてネットで調べて行くと、何と正式名称、通称名称が判明しました。

このエビ、ボタンエビ(輸入)で一括りされていますが、スポットブラウン、スポットエビ、スポットシュリンプ、カナダボタンなどと呼ばれるタラバエビ科の仲間です。

ホッコクアカエビ、シマエビ、そしてボタンエビ(トヤマエビ)と同じ仲間ですが、最大20㌢前後まで成長するタラバエビ科最大種です。

 

どうやら回転寿司のネタでボタンエビと言うと、本種がよく使われてお馴染みになっているようで、筆者も確実に知らずに食べていますね。

見ての通り、頭(胴体)がデカいので歩留りが悪いのが玉に傷。

しかし、大きい利点をフルに活用して、刺身やしゃぶしゃぶなどで活躍中です。

スポットブラウン、今週の珍客候補ですね。