白バイ貝、赤貝、冬の時期は貝が美味しい。

昨日から気温が急激に低下し、今朝のセリ場は5℃近くになっていますが、まだ半袖の社員も・・・・。風邪には十分気を付けましょう。

今日は、赤と白の貝を紹介します。まず、今の時期が旬真っ最中の白バイ貝です。

カガバイ(加賀ばい)やエッチュウバイ(越中ばい)などの白っぽいバイガイを総称してシロバイを呼ぶそうです。

これらはエゾバイ科の巻貝で、ツブやエゾボラなど仲間は多く、美味しい食用の貝として知られています。

通年水揚げされているようですが、刺身(生)で食べるなら晩秋から冬にかけてが最も美味しい時です。

生きていると中身を取り出すのは一苦労で、金槌など堅いもので殻を割って身を取り出します。

甘味がたっぷりでコリコリした食感と、ワタにも苦味がないので一緒に楽しめます。

シロバイのつぼ焼き、煮物、シロバイの炊き込みごはんも良いですね。

次は、白い貝殻のアカガイ(赤貝)です。

寿司ネタでもお馴染み、アカガイは北海道南部から九州、韓国や中国沿岸部などで漁獲されていますが、国内での漁獲は非常に少なく、剥き身などの状態で韓国や中国から輸入されてくるものが大半です。

アカガイの別名「血貝」は、その身が血に染まったように赤いことに由来しています。この赤さは色素の働きではなく、哺乳類と同じく血液にヘモグロビンが含まれていることによります。

アカガイは冬に美味しい貝で、新鮮なものは刺身で頂くのが最高に美味しいです。

ちょっと苦味のあるヒモは好みに応じて外してもらっても良いです。身と肝をワサビ醤油やポン酢にくぐらせて食べるのも良いです。

アカガイには鉄分が豊富に含まれたビタミンB12も含まれているので、貧血気味の方にはオススメの食品の1つです。

他にも最近話題のデドックス成分であるグルタチオンが含まれているので、女性の方には是非食べて頂きたい食品です。

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追伸

昨日、ナメタガレイで煮付けを作ってみました。

身質が白く透明で、分厚く、しかもメスの子持ち。ふっくら出来上がりました。

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