相模湾に早く春よ来い!

昨日、今日、そして先週の土曜日も潮速で、平塚市漁協の定置網『追っ駈け』はありません。

潮速は、相模湾を漁場にしている漁業者からよく聞く言葉です。

海の流れには海流と潮流があり、海流は常に一定方向に流れる大きな流れで、潮流は潮汐の干満により周期的に流れの方向が180度変わる海水の流れを言うそうです。

潮が速いのは定置網漁のみならず、漁業そしてレジャーフィッシングにも大きな影響を与えます。

海上保安庁海洋情報部のサイトには、毎日の海洋速報&海流推測図がアップされており、太公望の方々は参考にするとかなり釣果に直結すると思いますよ。

一昨年(2017年)は黒潮の大蛇行で、漁業に大きな影響を与えました。

海洋速報をみると黒潮が大島から御蔵島に接近しているようです。

鮮魚課佐藤社員の集荷に影響がないといいのですが・・・・・。

海の流れは、晴れだから、雨だからと言った天気に直結するものではありません。

ですからいくら晴れていても、潮速の時は水揚げがないのです。

最初に謝ってしまいますが、市場開放で人気の地魚詰め放題がイイ天気=晴れなのに中止になるのは、以上のような理由もあるんですよ。

せっかくやる気満々でクーラーボックスを持参されて来場する方もいらっしゃいますが、期待外れで大変申し訳ございません。

次の市場開放は、4月6日の第一土曜日です。

例年4月になるとガラッと様変わりする相模湾の魚、自然、海が相手なので頑張ってとも言えません。

ただただ豊漁を祈るだけです。

※画像は昨年2018年3月第4週の風景です。