鍋こわしのトゲカジカ

日本列島は大荒れで、各地で大雪、海は時化で魚の入荷も少なくなっています。

まずい、早く素材を見つけないと、と思っていたら、仰向け姿の白い太鼓腹。

アンコウだなと思って見てみると、ぷよぷよ感が違うので発泡のケースを見るとカジカと表示されていました。淡水魚ではと思ったのですが・・・。

今日は、カジカ、詳しく言うとトゲカジカを紹介します。

カジカの仲間には海水産の魚と川、湖に住む淡水性の魚がいます。トゲカジカは、岩手県・新潟県以北に生息する海水魚です。

この魚、別名「鍋こわし」と呼ばれています。とても物騒な名前ですが、「鍋にすると美味しすぎて取り合いになり、箸の勢いで鍋が壊れてしまう」というのがこの珍名の由来のようです。

そして、逆の説もあり、「とても不味いので、鍋ごと叩き壊したくなるから」という話もあるそうです。

カジカのような根魚は全般的に様々な寄生虫がつきやすいので、余り知識の無い場合(筆者のような素人)は、きちんと火を通した調理方法がお勧めです。

トゲカジカは、上記のように鍋、味噌汁が最高に美味しく、大きな鍋を使い豪快にブツ切りにした身と肝と皮、そして野菜も一緒にグツグツ。

姿の悪い魚はやはり、何事にも変えられない味わいがあるんですね。

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