村松社長、江戸前のカサゴはどうですか?

江戸前のカサゴが登場!?

氷の塊と思ったら、しっかり冷やされたカサゴがザクザク入っていました。

江戸前?何でもかんでも東京湾が良い訳じゃないですよね?

いえいえ、江戸前の魚介類は逸品なんです。

横浜市場の仲卸で、おさかなマイスターでもある㈱ムラマツ村松社長に、江戸前の魚について聞いたことがあるんです。

その時村松社長が話してくれたのは、「東京湾は黒潮の分流により、次から次へ新しい潮が流れこむプランクトンの宝庫」だと言うこと。

つまりプランクトンを餌にする小魚や甲殻類が豊富なので、その小魚や甲殻類を食べる魚介類も江戸前は豊富なんです。

しかもイイ餌をたくさん食べているので、獲れる魚介類の質が高い⇒美味しい⇒評判がイイ・評判が上がる⇒同じ魚でも江戸前は高くなる。

どうでしょうか富岡から出荷された江戸前のカサゴ。

色艶が最高にいいですね。

鮮度が高いので、エラがピンクでキレイです。

カサゴは一年中入荷があるので、いつが旬なのかなといつも考え悩んでしまうんですが・・・・・。

ほとんどの動物が、出産や産卵の時期は産まれてくる子供や卵に栄養が取られてしまうため、身が細り美味しくないと言われています。

ではカサゴの旬はいつなのか?

一般的な大多数の意見は「冬から初春」と言われていますが、俳句の世界では「春」。

これからどんどん大きく成長して、食べて美味しくなる江戸のカサゴに大注目、期待したいと思いです。