今日は「山の日」の祝日、しかし市場は開市日となっています。
世間は連休モード、通勤の時間帯に慣れない車が走っているため、流れが悪く行く手を阻まれました。
加えて日本の天気は大荒れ、市場に入荷する鮮魚も限定的です。
そんな時に役に立つのが「養殖魚」。
今日は先月も紹介した、「スギ R」を紹介します。
あの後何度となくセリ場に並んでいましたが、見て見ぬ振りしてました。
先週の土曜日に、大量に「スギ R」が入荷されました。
直近の天気が悪いこと、来週はお盆休み本番に突入することで、「魚がない」状態を想定しての仕入れです。
因みにRは、ラウンド=丸の魚のことです。
担当の小島部長、藤田社員にどんな感じか聞いてみたら、だいぶお客様にも認知を頂いている=好評とのことでした。
そして藤田社員の口から、「脂がのっている」と言われ?????
この前試食した時は、そんな感じじゃなかったけど、良くなっている=進化しているんだと想像しました。
実際に仲卸で、スギを捌いている場面に遭遇したのでパチリ。
え!え!え!脂のったカンパチじゃない?!
俄然興味が湧いて半身を入手し、食べてみました。
いくら半身でも、そのままでは食べれないので、多少は自宅でも包丁を使います。
まずは皮を引くと、弾力性とシッカリ厚みを感じ、皮下の脂に私は感動しました。
身は厚く切るとサクサク、薄く切るとねっとりと脂を感じさせる不思議な魚です。
人によっては「養殖魚臭い」と言いますが、養殖魚ですから養殖臭は当たり前です。
嫌なら天然魚の「スギ」を求めれば良いですが、纏まって入荷は期待できません。
だったら養殖臭を軽減する調理方法、料理にすれば良いと思います。
まさに「カルパッチョ風」は、生野菜とドレッシング(オリーブオイル・酢・塩味)で魚を食べるもの。
素のスギ、カルパッチョ風のスギ、絶対にお奨め。
色合いがとてもキレイなので、寿司ダネでも刺身盛り合わせにも使えるはず。
スギの姿・形は、ギンダラにも似ているので、カマの煮付けは挑戦したいと思います。
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