タイノエがいたら当たり?

先週ある芸能人のアニサキス食中毒の報道がなされた。

すると現場では、冗談含みでアニサキス大丈夫か?と担当者は弄られています。

私は絶対に大丈夫と断言したいのですが、居るか居ないかは正直外見では判断出来ないんです。

場合によっては、捌いても気づかない場合もあります。

捌いて直ぐに気づくようだと1匹だけ居るとは考えずらく、生食は迷わず止めるべきです。

正直に言うと、私でさえ何度となくアニサキスには遭遇しています。

今日は皆さんに免疫力をつけてもらうために、衝撃的なものを紹介します。

アカムツ?いえいえ良く見て下さい「タイノエ」、「鯛の餌(たいのえ)」です。

鮮魚を取扱っている人なら、知らない人はいないと断言して良いでしょうか?

真鯛やサヨリ、アカムツなどに寄生する虫です。

アニサキスは人が食べると大変なことになりますが、タイノエは人が手べても無害と言われています。

何かに似ていると思いませんか?そうです「ダンゴムシ」です。

タイノエはフナムシやダンゴムシなどのワラジムシ目に属する生物で、オオグソクムシも同じ仲間です。

敢えて食べる必要はありませんが、味わいは甲殻類系で悪くはないようです。

寄生虫と言うと少し聞こえが悪いですが、江戸時代には、タイノエの事を「鯛之福玉」と呼んで縁起物として珍重されたそうです。

鯛の口にタイノエが居たら当たり、こんにちわ!みたいな感じです。

どうやら正真正銘の悪者ではなさそうなので、今回紹介しましたが如何でしょうか?